2016525日 

 

内閣総理大臣

安倍 晋三 様

                  治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟

女性部部長 井上 敏江

 

沖縄女性殺害・遺棄事件に強く抗議する

 

519日、行方不明になっていた沖縄県うるま市の女性の遺体が恩納村の雑木林で発見され、遺体遺棄容疑で米元海兵隊員が逮捕されました。20歳の女性の尊い命を奪い取った元海兵隊員の凶悪犯罪に、私たちは深い悲しみと満身の怒りをもって強く抗議します。

 今回の事件を受けて、翁長雄志沖縄県知事は「退役後とはいえ元米海兵隊員であり、米軍基地内で働く軍属である。沖縄県に米軍施設が集中するが故の犯罪であることを直視しなければ、いくら米側に綱紀粛正を要請しても、再発は防げない」と発言しました。沖縄では、戦後71年、日本復帰からでも44年もの間、「米軍基地あるがゆえの事件・事故」が絶えず繰り返されてきました。県民は、米軍人・軍属などによる凶行の犠牲者になる危険と常に隣り合わせの生活を余儀なくされてきました。今年3月にも那覇市内のホテルで米兵による女性暴行事件が起きたばかりです。

基地がある限り、事件が繰り返されることは明らかです。米軍基地撤去こそ米軍犯罪根絶の「唯一の解決策」です。

私たちは、戦前の治安維持法による弾圧下、特高警察の拷問、暴行、凌辱など、暴力と人権蹂躙に屈せずたたかった女性たちの意志を引き継ぎ、「ふたたび戦争と暗黒政治を許さない」活動を続けています。二度と悲劇を繰り返させない決意をこめて、日本政府に求めます。

政府は、アメリカ政府追随の政治姿勢を改めて、断固として日本国民の生命・安全、平和を守ること、日米地位協定の抜本的改定、米軍基地の無条件撤去、普天間基地の即時閉鎖・辺野古新基地建設を中止すること。