レッドパージ被害者の救済・支援を/共産党に要請・懇談/全国連絡センター
2017年12月14日
レッド・パージ反対全国連絡センターの代表は11日、日本共産党本部を訪ね、被害者に対する救済・支援などを要請し、懇談しました。党国民運動委員会の堤文俊事務局長らが応対しました。
レッドパージは、1949年から51年にかけてGHQ(連合国軍総司令部)の示唆で、政府・財界が共産党員と労働組合活動家ら推定4万人に対して行った戦後最大の思想弾圧・人権侵害事件です。暴力的に職場から追い出された被害者は現在、80代後半から90代となっています。
レッドパージ被害者救済のための特別法制定を求める請願署名運動を進めている鈴木章治事務局長は「レッドパージ被害者救済法案を形にしてほしい」と訴えました。
堤氏は「市民と野党の共闘で誕生した国会議員にも請願署名紹介議員への協力を呼びかけ、幅広く解決を求める運動を進めることが大切ではないでしょうか」と応えました。
神奈川県の被害者(91)は「若い人たちに被害を伝えていかなければならない」と力を込めました。
名誉回復・国家賠償早く/レッド・パージ反対全国連絡センターが総会
2017年12月12日
レッド・パージ反対全国連絡センターは11日、東京都内で第9回総会を開きました。名誉回復と国家賠償を求める全国のレッドパージ被害者と支援者48人が参加しました。
レッドパージは、1949〜51年、GHQ(連合国軍総司令部)の示唆で、政府と財界が4万人ともいわれる共産党員と労働組合活動家を「企業破壊分子」「公務阻害者」として暴力的に職場から追い出した人権侵害事件です。日本弁護士連合会は被害者すべての救済を求めて政府に勧告。全国12弁護士会も勧告をだしています。
あいさつした日本共産党の田村智子副委員長は、人権弾圧のなか憲法尊重、民主主義、平和のためにたたかってきたレッドパージ被害者に敬意を表明。「憲法じゅうりんの安倍政権の暴走を食い止め、新たな政治への一歩を切り開くためにみなさんとともに全力を尽くす」と述べました。
鈴木章治事務局長が、被害者救済の特別法制定を求める署名の推進、人権救済申し立て運動の拡大、被害者が「語り部」活動に取り組み「自分史」をまとめるなどの運動方針を提案し、採択されました。
増本一彦弁護士(治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟会長)が記念講演。国際人権活動日本委員会の松田順一事務局長が来賓あいさつしました。
総選挙駆ける/はたの君枝候補/南関東比例・神奈川10区/子ども救い社会変える
2017年10月7日
衆院議員として初めての質問の場は予算委員会で、相手は安倍晋三首相。参院議員時代から求めてきた35人以下学級の実現を迫り、「実現へ向けて鋭意努力をしていきたい」との答弁を引き出しました。
要保護世帯の小中学生への入学準備金(就学援助)について、ランドセルや制服を買いそろえられるよう入学前の支給を国会で2度にわたって提案し、交付対象に「就学予定者」を加え、前倒し支給ができるとの通知を出させました。
父親がレッドパージで仕事を失い、子ども時代には苦しい思いをするときもありました。おとなになって教師になり、子ども2人を育てあげました。
この経験からの信条は「子どもたちの深刻な現状は、おとな社会の反映。子どもたちを救うことは、社会全体を変える力になる」。
連日、早朝から夜まで県内外を駆け回り、力強く訴えます。「子どもたちを守るため、市民と野党の本気の共闘で、私を再び国会で働かせてほしい」
川崎市生まれ。横浜国立大卒。参院議員1期、衆院議員1期。文部科学委員会所属。60歳
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